非公開求人をGET！エージェントとの面談術
転職エージェントを利用する最大のメリットの一つが、「非公開求人」に出会えることです。一般の求人サイトには掲載されない優良な求人が多いため、これをいかに引き出すかが転職成功の鍵となります。非公開求人を紹介してもらうためには、キャリアアドバイザーとの初回面談が非常に重要です。ここでは、非公開求人をGETするための面談術をご紹介します。

なぜ非公開求人があるのか？
企業が求人を非公開にする理由は様々です。
①戦略的な採用
新規事業立ち上げや、競合に知られたくないプロジェクトのための採用など、社外秘の情報に関わるケース。
②特定の人材へのニーズ
特定のスキルや経験を持つ即戦力人材を効率的に探したい場合。
③応募殺到の回避
人気企業の場合、求人を公開すると応募が殺到し、対応しきれなくなるのを防ぐため。
④現職への配慮
退職者の補充など、現職社員への配慮からひっそりと採用を進めたい場合。

初回面談で非公開求人を引き出すための極意5選
初回面談は、あなたの経験や希望をアドバイザーに理解してもらい、信頼関係を築くための重要な機会です。
①事前準備を徹底する
これまでの職務経歴（具体的な業務内容、実績、使用ツールなど）や、転職理由、希望条件（業種、職種、年収、勤務地、企業規模、社風など）を明確に整理しておきましょう。話す内容を整理しておくことで、面談がスムーズに進み、アドバイザーもあなたのことを深く理解しやすくなります。
②本音で、具体的に話す
アドバイザーには、良い面だけでなく、現職への不満や転職で不安に感じていることなども正直に伝えましょう。本音で話すことで、アドバイザーはあなたの潜在的なニーズや本当に合う企業像を見つけやすくなります。漠然とした表現ではなく、「なぜそう思うのか」「具体的にどうしたいのか」を伝えることが重要です。
③アドバイザーを「信頼」し「活用」する姿勢を見せる
アドバイザーも人間です。あなたが転職に真剣で、彼らのサポートを積極的に活用したいという姿勢を見せることで、より良い求人を紹介しようというモチベーションに繋がります。「お任せします」だけではなく、積極的に質問したり、提案に対する意見を伝えたりしましょう。
④希望条件を「絞り込みすぎない」
最初の段階で条件を絞り込みすぎると、紹介される求人の幅が狭まり、非公開求人のチャンスも減ってしまいます。優先順位は明確にしつつも、初期段階では「こんな仕事にも興味がある」「この条件なら妥協できる」といった柔軟な姿勢を見せることで、アドバイザーから多角的な提案を引き出しやすくなります。
⑤「この人に任せたい」と思わせる熱意と情報提供
面談では、あなたのスキルや経験だけでなく、転職への熱意や人間性も伝わります。アドバイザーに「この人なら企業に推薦したい」「きっと企業に貢献できる」と思わせるような、明るく前向きな姿勢で臨みましょう。また、企業にアピールできるあなたの強みやユニークな経験があれば、積極的に共有しましょう。

面談後も重要なフォローアップ
面談が終わって終わりではありません。紹介された求人に対するフィードバックは迅速かつ具体的に行いましょう。これにより、アドバイザーはあなたの好みをより正確に把握し、次の求人紹介の精度を高めることができます。良好な関係を築くことで、非公開求人の紹介機会も自然と増えていきます。